【旅行記】スイス 7日目(グリンデルワルト~ベルン~チューリッヒ)
いよいよ旅の最終日。
山の麓の田舎街でゆっくりするのは本日で終わり。。さみしい。。
明日の朝、チューリッヒ国際空港から発つため、本日のうちにチューリッヒのホテルまで移動します。
本日の目標はグリンデルワルトからチューリッヒに移動するまでにスイスの首都ベルンを訪れること!
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9.14(wed)
朝食後、ホテルのテラスに出てみるとアイガーが見えてる!
アイガー北壁が正面に見えるとっても贅沢なホテルなのだとこのときはじめて知りましたw
天気が回復してきてるグリンデルワルトとは今日でさようなら~
今から1時間半の列車の旅です。
スイスの首都ベルンの旧市街は世界遺産に登録されている美しい街!
ベルンはスイス連邦の首都であり旧市街が丸ごと世界遺産に登録されている美しい街です。石造りのアーケードが6kmにもわたって連なり、花に彩られた個性的な噴水があちこちに点在します。中世の雰囲気を残し、1周するのに1時間あれば歩けてしまう大変コンパクトな街です。
ベルン中央駅に到着しました。ヨーロッパの雰囲気に似つかわしくないなんとも近代的な駅です。
駅を出ると目の前にトラム乗り場がありますが、時間はたっぷりあるので歩いてみることに
建物がなんともヨーロッパな雰囲気。
トラムはレゴ感満載でした。
旧市街の西の入り口となる「牢獄塔」は門の下をトラムが通り抜けられるようになっています。
南側には連邦議会議事堂がありました。
牢獄塔と連邦議会議事堂の間のスペースでマルシェが開催されていました。
ヨーロッパのマルシェってなんでこんなに素敵に見えるんだろう...
いろいろな形のトラムが走ります。
こちらは「時計塔」。トラムの電線がすごいことになってる。
絡んでしまいそう。。
こちらは牢獄塔ができるまで西の入り口だったそうです。
裏からみるとこの通りすっきり!
ここから先はトラムは走りません。地面が石畳になりより一層ヨーロッパの雰囲気が増していきます。
時計塔から先はクルム通りです。電動バスのみが走っています。
歩いていると、地面に消えていく人が何人か。。。
スイスには地面に入り口の扉を持ち、地下につくられたケラー(貯蔵庫)と呼ばれるお店がたくさんあります。
ベルンは中世の時代から湧き水が豊富で街の至る所にこんな感じの個性的な噴水があります。
だいたい怖い感じなんですが、一番はこの「子供喰いの噴水」。よく分からない生き物が子供を丸ごと食べててなんとも不気味です。
少しクルム通りを外れたところにスイス一の高さを誇る大聖堂があります。
20名ほどの子供たちが来ていました。社会科見学かな?
再びクルム通りを進むとアーレ川を渡るニーデック橋からクマ公園が見えました。うまく斜面を活用しクマが住めるようにしてあります。今は4頭ほどのクマがいました。
ベルンとはドイツ語で熊という意味。熊はベルンのシンボルなんです。だからこんな街の中にクマが住んでいるんですね!
丁度お昼時になったので、クマ公園の隣の建物の中にある「Altes Tramdepot」でランチとしますか。
ここはベルンで人気のクラフトビールのお店。
事前にリサーチしておいたのです。
地元の人がたくさん!
メニューもドイツ語のものしかなく何が何だかさっぱりわからず、、、
30分ほど悩み注文した結果
目の前に現れたのはマッシュルームのスープとマッシュルームのパスタww
おいしいけどほぼ同じ味でした。笑
クラフトビールは普通においしかったです。
ジェラートもおいしそうだけど寒いので見送り~
ベルン旧市街を一望できるバラ公園を目指します
結構な坂道を登っていくとだんだん見えてきた~
ちょっと紅葉もしてていい感じ
バラ公園に到着~したけど思ったよりバラがないww
振り返ると~、ベルン旧市街が一望できる!
ガイドブックに載っている写真はここからの景色のようです。
アーレ川の深緑と街の雰囲気がとても素敵でした
バラ園がベルン旧市街の終点となりますので、ニーデック橋を渡り、クラム通りを引き返します。
噴水やレストラン、ショップが並んでいる賑やかなショップを通り過ぎると
アインシュタインハウスが見えてきました。
特許庁に勤めながら約3年を過ごしたアパートだそうです。ここに住んでいるときに相対性理論などたくさんの大発見をしたそうです。
当時の家具や洋服などそのままの状態で記念として公開されていますが、6CHFするためここはスルー。笑
ベルン中央駅に戻ってきました。
スイスの首都ですが約3時間ほどで観光できてしまうコンパクトな街なのでたち寄るくらいでちょうど良いです。
ここからチューリッヒ中央駅までは1時間半ほど。
チューリッヒ中央駅でもマルシェが開催されていました。
野菜やチーズ、ハンバーガー、ソーセージなど軽食も揃っていました。
仕事帰りや学校帰りに小腹を満たしている方がたくさんいました。
一日目に泊まったホテルまで帰ってきました。
ここからはじまったスイスの旅、夢のようでした。
明日は朝の便で帰国するため、パッキングを済ませ早めに就寝です。
9.15(thu)
トラムには出勤途中のサラリーマンもいますが、空いてて快適です
チューリッヒ中央駅からチューリッヒ国際空港までは電車で1本、20分ほど。アクセスは抜群です。
チェックインを済ませ、bye-bye barで休憩。ネーミングww
さて、楽しかったスイス旅はこれで終わり!
見たかった山も見れたし満足です~!!
旅行記に付き合ってくれてありがとうございました!
【旅行記】スイス 6日目(グリンデルワルト滞在 クライネシャイデックからアイガーグレッシャーまでハイキング)
今日はグリンデルワルトで1日過ごせる唯一の日ですが、この通りどんよりな天気。
朝からどの展望台まで行くか旦那くんと話し合いです。
もともとの計画では『TOP OF EUROPE』と呼ばれる、ヨーロッパ最高地点にある駅、ユングフラウヨッホへ行く予定でしたが生憎の天気。ライブ映像をみても雲で覆われて何一つ見えません。
ユングフラウヨッホ駅には展望台や氷の宮殿などなどがあり半日くらい楽しめる場所です。
わたしはユングフラウヨッホにどうしても行きたくて、(限定のマグカップが買えたり、かっこいい場所で写真撮れたりするからw)旦那くんに交渉するも、「何も見えないのに行く意味ないよ」と。うん、ごもっともなご意見。
泣く泣く諦めて、唯一視界良好な駅『クライネシャイデック』まで行ってみることに決まりました。
【旅行記】スイス 4日目(ツェルマット ゴルナーグラート展望台からハイキング)
朝、外に出てみると、なんと晴れ間が!
まだ霧に覆われてマッターホルンは見えないけど、明日は移動日なのでゴルナーグラート展望台に行くには今日しかチャンスはありません。
願う気持ちでゴルナーグラート展望台へ向かうことに。
ツェルマットで人気No.1のゴルナーグラート展望台へ
ツェルマットの街を起点に6つの展望台へ行くことができます。
私たちの狙いは、モンテローザやブライトホルンといった「ヴァリス・アルプス」と呼ばれる山々や、ゴルナー氷河を見ることができるゴルナーグラート展望台と一番きれいな角度からのマッターホルンを眺められるスネガ・パラダイスです。
本日は一日時間がとれるのでいろいろ楽しめるゴルナーグラート展望台へ。
そこへはツェルマットGGB駅の向かい側にゴルナーグラート鉄道の駅があるのでそこから乗ります。
中に入るとWolliが出迎えてくれました。
さすがスイス、駅の時計までかっこいい。
切符購入の際はハーフフェアカードを見せると半額になります。
駅の出入り口はスキー場のリフト乗り場にあるのと同じで、機械にカードをかざすとゲートが開く仕組みになっていました。
ここから40分かけて約1500mを登っていきます。急こう配をのぼっていくので線路はラック式。
車輪とレールが歯車になっていて嚙合わせることにより坂道をぐんぐん登ることができます。
雲の隙間からマッターホルン!
列車内には歓声が。みんな待ちわびてたんですね。
ツェルマットには高齢の観光客が多い。天国みたいな国だからか?
ハネムーンぽいカップルは私たちだけ。
展望台に到着。降ってはないけど昨日の雪がまだ残っています。
そして極寒。しかもガスガスでなにも見えない。。泣
晴れていたらすごく良い景色なんだろうこの『3100クルムホテル』もこの天気では。。泊まってみたいなって思ってたけどやめてよかった。
なんにも見えないのでツェルマットのベーカリー『FUCUS』で買ってきたキッシュとツナサンドでお昼ご飯としますか。
キッシュはちょっとくどかったけど、ツナサンドはバケットにレタスとツナを挟んだだけのシンプルなものなのにめちゃくちゃおいしかった。バケットがおいしいんだな!
ツェルマットに2、3店舗ある人気店なのでおすすめ。
今のところ、私のテンションを保っているのはこのペットボトル。
底がマッターホルンの形をしている遊び心溢れるペットボトル。
持ち帰ってこればよかった。ww
スイス来てからずっと探しててツェルマットのMIGROSでやっとみつけた!
展望台に出てみるると、少し晴れてきてる!
ヴァリス・アルプスがくっきり見える!半分諦めていたので嬉しい。
一番左のガスに少し覆われているのがモンテローザ(4634m)。フランスのモンブランに続きヨーロッパで2番目の標高を誇る山です。
真ん中がリスカム(4527m)でゴルナー氷河の真上に立つ山です。右側の双子山がカストール(4228m)とポリュックス(4091m)。
ゴルナー氷河と右側のグレンツ氷河が眼下で合流します。ダイナミック!迫力がありすぎて吸い込まれそうでした。
モンブランとゴルナー氷河がくっきり見えてきた!
そろそろ展望台に別れを告げ、下山ハイキングです。
マッターホルンを望みながらハイキング!
ゴルナーグラート駅から一つ下のローテンボーテン駅(2815m)から次のリッフェルベルク駅(2582m)のおよそ250mを下るハイキングコースです。
まずは一区間の切符を購入しゴルナーグラート鉄道でローテンボーテン駅へ。
テーブルがマップになっていました。すてき!
駅を出てすぐに案内板があります。迷うことはありません。
このような森林限界(高木が生育できない限界高度)のコースを歩きます。
街着の方からアウトドアウェアの方からみんな自由な感じですが、標高が高く太陽も出ていないため体感5℃くらい。
普通に寒そうな恰好の人もたくさんいます。
みんなが目指すのはここリッフェル湖です。
逆さマッターホルンが見れると有名です。青々とした空に映るマッターホルンが見たかったけど、雲間から見えるのは魔物感があってこれもまた良い。何人もの命を奪ったマッターホルンにはこんな景色が合っている気がする。
だいたいの人がリッフェル湖で写真撮影をしたらまた電車に乗って下るみたい。私たち以外誰もいないのでこの景色独り占め!
どんどんマッターホルンに近づいていきます。
ここからの景色は東壁が正面になるのでガイドブックなどで使われている写真とはまた違った雰囲気。北壁の切れ具合は半端じゃない。
すごい迫力!
リッフェルベルク駅に近づくと、マッターホルンは後ろ側に。何度も振り返りながら歩きます。
約1時間半のハイキングも終了です。こんなに気持ちのいいハイキングは初めてでした。
リッフェルベルク駅からの景色。マッターホルンに向かって延びるコースが雰囲気あっていい!!
ここにはレストランやホテルがありました。いつか泊まってみたいな~。
あー、楽しかった!ツェルマットまでの切符を購入し、街に戻ります。
少し日が射して、霧はなくなったけど雲に覆われ街からは見えませんでした。ゴルナーグラート展望台からも雲が邪魔をし見えず、途中のリッフェルベルクからはちょうどばっちり見えたので、天気の悪い日はHPからライブ映像をみながら良さそうな場所を狙っていくのが良さそうです。
どうなることかと思ったけど、楽しみにしていたハイキングができてよかったです。気候が安定している9月を選びましたがやはり山の天気。油断は禁物ですね。
明日は今日よりももっと天気が良さそうなので、グリンデルワルトへの移動の前にもう一つの展望台、スネガ・パラダイスへ向かうことにします。
つづく
【旅行記】スイス 3日目(ツェルマット滞在)
9/9(sat)
朝ベランダに出てみるもマッターホルンさーん、どこいったんだー?状態。
天気予報を見てみると、丸一日滞在できる今日と明日は雷雨予報。
オーマイガー!!!
この旅はツェルマットメインで1泊延泊している気合の入れようなのに。
いろんな方のブログを読み漁った結果、山の天気は変わりやすいので天気予報に信憑性はあまりなさそう。
ですが、外を見ると小雨が降ってる。
山もどんどん霧に覆われてゆく・・・。
午前中は良い景色が見られないことが確定しているので、のんびり過ごしますか♪
今朝はシュバイツァーホフで最初の朝ごはん。
なんと!日本のお米とお味噌汁があるではないか!しかも、日本で食べるのと同じクオリティーでおいしい~
私、お味噌汁大好きで、どんな献立にも味噌汁をつけたがるタイプなのでめちゃくちゃうれしい~
他にもいろんな種類のナッツがあったり、パンの種類も多く充実したビュッフェでした。
外に出てみると、傘がいらないくらいの小雨
ハイキングの服装をしている人も見えますが、今日は街とホテルと楽しむ日と決めました!
ここが昨日降り立ったツェルマット駅です。
駅の中にノースフェイスの店舗がありました。
トレッキングポールで有名なLEKIの商品が数種類置いてありました。日本で買うよりも少し安いです。
駅の真横には観光案内所やお土産屋さんがあります。2階より上はスイスらしいかわいい建物。ホテルかな?
お土産屋さんの前に国旗柄のうしさん。
メイン通りのバーンホフ通りにはお土産屋さんが沢山あります
チョコレートのお店、リンツや
時計のお店スウォッチや
有名なアウトドアショップマムートあと、モンベルもありました。
両方ともツェルマット限定商品があり悩んだ結果
マムートでTシャツ、モンベルでポーチを購入しました
ねずみ返しの小屋は昔、貴重なパンを作るライ麦の穀物庫として使用されていたそう。大事なライ麦がねずみに食べられたら困りますもんね。
トロッケナー・シュテックやグレッシャー・パラダイス行きのゴンドラの駅が見えてきました。
このあたりが街の終点です
天気が良ければ公園でまったりも良いですね
そろそろお昼なので、スイスに来て初めての外食です。
事前にリサーチしておいたチーズフォンデュのお店を目指します。
手頃な家庭料理が楽しめる Cafe Du Pont もいいですが、
ここは大本命のWhymper-Stubeへ
店内にはマッターホルンを初登頂したウィンパーさんの肖像画が飾られています。
私たちが日本人だとわかると、日本語メニューを持ってきてくれました。
スイスでは基本的に一人ずつ、飲み物と食事を頼まなくてはいけません。
そして、念願のチーズフォンデュ!!
おいしい!!の一言につきる。日本のものとは全く違い、白ワインが気持ちよく鼻から抜けます。
アルコールが強くてノンアルコールでお願いした方が良いという方もいますが、私はあった方が断然おいしいと思います。
チーズフォンデュを頼むとついてくるのはパンのゆでたじゃがいもだけ。本場ではウインナーなどはディップしないっぽい
12時前に入店したときは2、3組しかお客さんはいませんでしたが、食事が終わるころには満席。なのに次から次へとお客さんがやってきます。
みんな何時間も並ばずに、「じゃあ18:30に予約で!」と諦めて午後の予約をしていく方が多かったです。
ホテルに戻ろうと歩いていると聞きなれないブォーーという音が。
アルペンホルン初めて聞いた~
ホテルに戻り、今度はホテル内のプール、スパに遊びに行きました!
写真はネットより拝借。
競泳用水着でもくもくと平泳ぎをしている欧米人女性が二人いました。
入ってみると、冷たいし、なんと水深140㎝もあるではないか。。。
そうだよね。日本の110か120㎝の水深じゃあヨーロッパの方は浅すぎて大人が子供用プール入ってる感じになっちゃうよね。
恐怖だったのでプールサイドのベンチでひたすら寝転んでいました。
プールはそそくさと退散し、スパエリアへ。ジャグジーやサウナなどがありました!
ジャグジーやったー!と思ったら冷たかった。真ん中の白い椅子は暖かかったのでひたすらごろごろ~
リゾートにいる気分が存分に味わえる場所でした!
お昼に外食をしたため、今日の夕飯はスーパーで済ませます。
昨日はコープに行きましたが、今日はもう一つのスーパーMIGROS(ミグロ)へ
各スーパーオリジナル商品があったり、取り扱っている商品や力を入れている商品が少しずつ違うので、これを買うときはコープ、これを買うならミグロ、と使い分けるといいかなと思いました。
昼からだんだんと天気が回復してきたけどまだマッターホルンはみえません。
明日は好転していくようなので展望台へ行くぞーー!!
【旅行記】スイス 2日目(チューリッヒ市内~ツェルマット)
本日はチューリッヒ市内からマッターホルンの麓の村ツェルマットまでの移動です。
ただ単に移動するわけではありません、スイスの4大特急と言われている氷河特急、ベルニナ特急、ゴールデンパス・ライン、ウィリアム・テル特急の中の一つ、氷河特急(GLACIER EXPRESS)に乗っての移動です。今回の旅での最長、6.5時間の列車の旅です。
ツェルマット
名峰マッターホルンが望める村、ツェルマット。標高は1620m。環境保全のためガソリン車は乗り入れ禁止です。村での乗り物は電気自動車か馬車。1時間もあれば回れる小さな村ではありますが、所狭しとホテル、レストラン、カフェ、バー、お土産ショップが並び旅行客を退屈させません。空気がきれいで、ゆったりできるまさに山岳リゾートでした。