仲良し夫婦のゆるゆるアウトドアライフ♡

キャンプ場のこと、ごはんのこと、過ごし方などなど私たちのcamp lifeについて紹介していけたらと思います!

【登山】 涸沢カール 長野県 ①

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9/30、10/1の土日を使い、念願の!!涸沢カールに行ってきました~!!!
6、7年前上高地に行くってなった時にガイドブックで初めて見た涸沢。当時は山登りなんてできないしわたしになんて到底無理だと思っていました。
けどあの景色が忘れられずずっとずっと行ってみたいな~とどこかで思っていました。山を始めてからも私の体力と経験ではまだ駄目だと思ってたけど
苦しみながらではあるけど燕岳を登頂し、東海地方の低山はある程度は登ってきて自信がついてきた今、今年こそは行ける!と思い切っていってきました。
前回の燕岳であれだけ天気に悩まされたのが噓のように、今回の登山はずっと快晴。2日間とも雲一つない青空でした。
おかげで毎年混雑する涸沢カールですが、想像以上の人の多さでした。

今回はキャンプを通して出会った大切な山友達、Fさんと3人での山行でとても楽しく思い出深い2日間となりました。


涸沢カールへ行くにはまずは上高地を目指そう!


上高地はとても自然を大切にしているし、とても神聖な場所。環境保全のためマイカー乗り入れ禁止です。公共交通機関で行くのがベストですが、それだと登山開始時間があまりにも遅くなってしまう。2泊3日であれば、途中の山小屋で一泊できるため時間に余裕はありますが、1泊2日で行くなら朝一番から登り始めなければならないので名古屋からだと車中泊できるマイカーしか選択肢はありません。マイカーで行く場合には周辺にある駐車場に車を停めて、タクシーかバスでバスターミナルへ向かうことになります。
Fさんは新潟から来るため駐車場で落ち合うことになっていました。旦那くんが調べておいてくれた収容台数も多い沢渡足湯駐車場に停めることに。

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平湯温泉と沢渡と分かれて2か所大きな駐車場があるためとくに困ることはありませんでした。




名古屋ICからおよそ3時間半。中津川インターで降り、ひたすら下道を走り沢渡駐車場を目指します。
今回も20時ごろ自宅を出発し休憩はトイレ時のみ!!旦那くんが運転を頑張ってくれたおかげで24時前には沢渡駐車場に到着していました。
燕岳とは違い、駐車場はたくさんあるので不安になる必要はありません。私たちが到着した頃はまだまだ空きはたくさんありました。

仕事後の長距離運転で疲れたのですぐに用意しておいた寝袋に包まれおやすみなさい。すっかり車中泊にも慣れ爆睡です。



しかしトイレに行きたくて3時ごろ目が覚める。申し訳ないと思いながら旦那君を起こし、トイレへ。
足湯駐車場のいい点は近くにトイレがあるところです。しかも水洗だしキレイ!
550台収容できる沢渡で一番広い駐車場ですがこのころにはほぼ埋まっていました。

すでに朝ごはんを食べている人や歩き出している人がいて周囲は慌ただしいです。
ですが私たちはまた夢の中~


4時に起き、家で握ってきたおにぎりを食べ、準備をし5時には出発~!!
ターミナルに向かうためのタクシー乗り場に向かうとすでに30組ほど並んでる。。。
すでに出遅れた感満載なんですけど、、、笑

タクシーがなかなか来ないので、バスに乗る列に並ぶべきかタクシー乗り場に並ぶべきか悩む。。。


知らないおじさんの「あっちのタクシー乗り場のが空いてるぞ!」の声に便乗し移動していると。
「あれ、Fさんじゃない?」と旦那君


あーーーーーーー!!久しぶりですーーーーーー!!!!
向かいから歩いてくるFさんが!!再会に感動!!
している暇もなくどうやってターミナルに向かうかの作戦会議です。

結果違うタクシー乗り場に並びましたがバスに乗った方が早そうでした。


5時からしかバスターミナルがオープンしないためゆっくりしていましたが、もっと早くから乗り場に並ぶべきでした。。。反省

私たちがバスターミナルに到着したのは7時回ってからでした。
今から6時間越えの登山が待っているのに!!!ここは焦っても仕方がないので楽しく行きましょう!!!

上高地バスターミナルから涸沢カールへ

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バスターミナル→(40分)→明神池→(50分)→徳澤→(70分)→横尾→(60分)→本谷橋→(120分)→涸沢カール
コースタイムは6時間。休憩を入れると7時間から7時間半の登山道です。
本谷橋までは登りはありませんが、そこを過ぎると本格的な登山道となります。


念のためトイレを済ませ、7:30出発です。
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梓川の横を歩きます。上高地の朝は9月と言えど空気がキーンと冷たいです。
梓川のブルーがアルプスから溶けた水の冷たさを感じさせてくれます。

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ターミナルから15分ほど歩くと、「あ、猿だ!!」
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あっちにもこっちにも猿の群れが登山客を出迎えてくれました!
刺激すると襲われることがあるため音を立てないように、静かに写真をパシャリ。
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子猿かわいい!どんな生き物でも赤ちゃんは問答無用でかわいい!

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梓川に沿って歩いていくと
8:30 明神池に到着。写真を撮りながら歩くので時間がかかるかかるww
足取りはついていくのが必死なくらいの早歩きです。小走りになる一歩手前くらいの速度で歩いているのにどんどん追い抜かされていく私たち。

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でも楽しいからいいんだぁ!Fさんの近況やらを聞きながら楽しく歩きます。
朝は霧がかかっていましたが、空がだんだん青くなってきた!
私の中の上高地のイメージはこの空の色。河童橋が良く映えてきれい~

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9:30 2つ目の休憩所、徳澤に到着!
ここには客室があり宿泊することができます。1階にはTシャツなどのグッズが買える売店、うどんなどの食事からソフトクリームなどの軽食を食べることができる食堂があります。
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100mほどの場所にキャンプ場もあります。カラフルな山岳用テントが沢山張られていました。
これから涸沢にアタックするのかな?
キャンプ場の目の前にトイレがあります!

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なにこの癒される感じ。雰囲気ある~
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一人日向でもぐもぐ。日陰と日向の温度差かなりあります。

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次の休憩所、横尾を目指します。
ここまでも、ここからもずーっと早歩き。

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11:00 やっとの思いで横尾に到着です。
ここも山小屋みたいな感じで食堂と宿泊できるお部屋があります。
2泊3日ならここで1泊するのが良さそうです。

そしてここが最後のトイレがある休憩所。ここから先は涸沢ヒュッテまでトイレがありません。
紅葉シーズンはここのトイレはめちゃくちゃ並ぶとの前情報でしたが、一人も並んでませんでした。
時間が遅いからなのか?

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横尾大橋で記念に。
まだまだ先は長いので食事とトイレを済ませ、出発です。

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Fさんのザック大きい!一人でテントと食料と着替えを背負うとこんなにも荷物は多いのか。。。

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歩いていると左に切り立った岩が!屏風岩と呼ばれ、フリークライミングの聖地だそう。
こんな断崖絶壁を登る人がいるとは。。。ひい!

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砂利道だったのが、だんだんガレ場に変わってきたと思ったら
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12:50 最後の休憩スポット本谷橋に到着。
やっと半分すぎたーーー。

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なんて山かは分からないけど、とってもきれい。 
しかし、涸沢カールはまだ見えず。ここからが本格的な登山道の始まりです。
本谷橋を渡るとすぐに急登が待っています。

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浮石に注意しながらガレ場を歩きます。
慣れない登山道に股関節が痛くなってきた。。。

以前、御在所岳であったおじさんに、平坦な道と同じように歩くとすぐバテるからゆっくり歩くといいよ!
とアドバイスもらったのを思い出し、ゆっくり歩くけど足が痛すぎて辛い。。。

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けど、どんどん変わっていく景色を見ないのはもったいないから顔をあげて歩くよ~



涸沢ヒュッテの旗が見えるのになかなか到着しない。
山小屋が見えるとあとちょっとな気がするけど実はあと1時間はかかる。
すれ違う下山者の、あとちょっとだよ~。は信じてはいけない。
これ、登山あるある!!


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15:00やっとの思いで、涸沢小屋と涸沢ヒュッテの分岐に。
もうこのころには日が落ちそう。

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お日様さようなら~。また明日。
ここから一気に気温が下がります。
今までロンTで汗かくほどでしたが、フリースが必要なほどの寒さに。

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石ゴロゴロのテント場には空きがないほどたくさんのテントが。
どこに張ろうか。。。空いているスペースを探すのにめちゃくちゃ時間かかった。

旦那くんとFさんが探してくれるのを後ろから眺める私。。。

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穂高へ向かう登山コース沿いに建てました。
ヒュッテからも小屋からも遠いですが、穂高連邦に一番近い特等席!
雪渓とのコラボかっこいい!

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紅葉してる~、けどもっと明るいところで見たい!

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雪渓の上にまでテント張ってる人がいる!冷たいだろうな~

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着替えをしたら楽しみにしてた涸沢名物おでんを食べに行こう!

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登っている時から、これは絶対食べようね!って言ってた名物おでん。寒さにより私は紅茶にしたけどビール飲みたかったな!
普通のおでんなんだけど、疲れた体にだしの味が染み渡る~、そして温まる~

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後から聞いた話、この日は300張のテントが張られていたらしい。
恐るべし紅葉シーズンの涸沢カール。

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おでんの後、夕飯まで寒すぎてテントから出られず。
Fさんは、私たちがハネムーンで買ってきたお土産のMAMMUTのぞうさんをずっと写真撮って遊んでたらしい。
新潟の人恐るべし!!寒さに強い元気っこです!

ようやく外に出て夕飯です。
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Fさんごはん。
Fさんの親友とのヨーロッパ滞在話、それから一人ヨーロッパ一周話を聞きながら、語らいます。
旅っていいなぁ。。。冒険みたいな旅したいなぁ。。。


ご飯が終わるともう寒さの限界。。
トレイを済ませ、寝袋へ。
トイレの温度計を見たら0.2℃でした。そりゃ寒いわけだわ。。。

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そんな中Fさんは星空を撮って楽しんでいたそうです♪
山で見る星空は本当にきれいだし、地上ではみられないほど無数の星が広がっていて本当に特別感がある。


まだまだ時間は早いけど、寒いので消灯!


つづく