仲良し夫婦のゆるゆるアウトドアライフ♡

キャンプ場のこと、ごはんのこと、過ごし方などなど私たちのcamp lifeについて紹介していけたらと思います!

【登山】 燕岳 長野県 ①

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今年は絶対に行くと決めていた「燕岳」に8月27日と28日の一泊二日で行ってきました!
読み方は:つばくろだけ。北アルプスの女王と呼ばれる2763mの美しい山です。
三大急登の一つですが、北アルプス入門編という体力は必要だけど安全な山。
登山口となる中房温泉から燕岳の標高差は1300mほどの登山道です。


今年は雨で悩まされ予定を2回見送り、もう無理かと半ば諦めていました。ですが、日曜と月曜に予定を変えれば2日とも晴天という日があったので有休を取得し登ってきました。


車で行く場合は中房温泉駐車場へ

27日の早朝から登り始めるため、前日のうちに中房温泉にある登山者専用駐車場に向かいます。



名古屋からはおよそ3時間半。準備が終わった20時頃出発です。
旦那くんには昼間のうちに休憩してもらい運転を頑張ってもらいました。

0:15頃、中房温泉登山者駐車場に到着。
ここまでに山道を30分くらいぐんぐん登っていくんですが、駐車場間近になったところで路肩に車が並んでいる。何やら怪しい雰囲気。。。
第3まで駐車場があるとのことですが、もう埋まってしまったのか。。。

登山口から近い順に第一、第二、第三となっていますが、第二駐車場はせめぎ合い真っ最中な様子。諦めて第三駐車場に行くとかろうじて4台分くらい空いていました。
危なかったーーー。
よくよく考えてみると、土曜日から登っている人の車もあるのでこんなに混雑しているのかも。すでに北アルプスの洗礼を受けました!

仮眠をとっていると、3時4時頃にぞくぞくと車が入ってきては諦めて出ていく。という事態でライトの明かりとエンジン音であまり眠れませんでした。みんなどこに停めたんだろう??

中房温泉の登山者駐車場に止められないと、30分山道を下り、麓の駅の駐車場に車を止めて、そこからバスで登山口まで行かなくてはいけないのでなかなか大変です。早めに来ていてよかったです。



明るくなってきた5時頃に起床し準備し出発です。
まだ日が昇っていないため、肌寒さMAX!たぶん12,3℃くらいかな?着込んで歩けば大丈夫!

燕岳の山小屋、燕山荘を目指します!

駐車場から登山口までは15分。これが地味にしんどい。登山道に入ってからは山道を5.5km、1300mほどの標高差を登っていきます。
コースタイムは4時間とガイドブックには記してありました。が、わたしはもっともっとかかるはず。。


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燕岳は1500m越えの山のため、高山病にかかる人もいるのでこのようにペース配分ができるよう50分ごとに休憩所が設けられています。

登山届を出して、いざ出発!!

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登山道に入ってすぐから急登です
人気の山なだけあって登山者も多く、私みたいにゆっくり歩く人は道を譲りながら登っていきます。

登り始めてすぐに太陽が出てきたので、一気に気温が上がってきます。
はーはー、ぜーぜー言いながらやっとの思いで第一ベンチに到着です。
なぜか今日は足がめちゃくちゃ重たいです。
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もうすでに心が折れそう。。。


この先は疲れすぎて第二ベンチ、第三ベンチの写真がありませんww

実は登っている間、下山者の方に「今日明日は天気がいいから登山者が多いねぇ~~」と声をかけられたことから
テント場の確保ができるのか心配になった私たち。
今回が初めてのメジャーな山でのテント泊で、テント場が埋まる時間の目安がわからず、、このままのペースでいったら着くのは昼頃。
なんかまずい気がする。。。と
第三ベンチで話し合い、テント場確保のため、先に旦那くんに登ってもらうことに、、、

したんですが、お金を渡していないことに次の富士見ベンチを過ぎたころに気がつく。。。


45分の時間を稼いでくれたのも無駄に終わり、合戦小屋で待っていてもらい、お金を渡すというハプニングがありましたww
「絶対テント場GETしてくるから!ふーみんはゆっくり休憩してから登ってきなさいね。」
とかっこよく出発した旦那くんを見送り、さてどうしようか。


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合戦小屋の名物スイカです。
1/8カットのスイカが800円で販売されていますが、一人では到底食べきることができないので下山時に食べようっと!
楽しみはとっておくことに。

1時間ほどおやつ食べたり飲み物飲んだり、トイレを済ませたりながーい休憩をとり、いざ出発です。

あれれ、、合戦小屋を過ぎると楽になるんじゃなかったっけ??
今までと同じくらいハードな登山道が待っていました。

旦那君に先に行ってもらったときは一人での登山がとても不安でしたが、
登山は自分との闘い。自分のペースでゆっくり登ったり、同じペースで登っている人と会話したり、
知らないおじさんと今日は山小屋に泊まるのかテント泊なのか会話したり

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5歳くらいの子供を連れた親子と槍ヶ岳に喜んだり!

悪くないです。
ですが、登山道はきつすぎて全く楽しくない。。。


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森林限界を超えてもまだまだ燕山荘は見えません。。


もう無理。。。何度思ったことか。。。
途中で何度も足が止まり、リュックを下し休憩。
一歩進むごとに息が切れ、呼吸が苦しくなる
足は重く重りがついてるみたい
けど先へ進まなければいつまでたってもテント場までたどり着けない。

ブルゾンちえみだって頑張って走ってるんだから私も頑張ろう!←24時間テレビの日でしたww


信じられないくらいつらかったけど、、
6時間30分のコースタイムで燕山荘のテント場に到着!!

最後、燕山荘が見えてから、もうすぐだと思ったけど
登っても登っても近づかない。。。
見えてから1時間くらい登りました。

最後の階段を登っていると、テント場から私を見つけて手を振ってくれる旦那くんの姿が!ずっと岩に座って私が来るのを待っててくれたんだ。
本気で泣きそうでした。。。いや、泣きました。
今までの山なんて比べ物にならないくらい辛い登山でした。。。





心配だったテント場は、、、





無事、GETしてくれてしましたーーー!!

7番目だったようで余裕だったそう!

旦那くん、辛い中必死に登ってテント場を確保してくれてありがとう。。一生足を向けて寝られないなと思いました。


40つテントが張れるのでわたしが到着した12:30頃でもまだ空きはありましたww



たくさんの登山客たちはどこに泊まるのかと言いますと、日本の山小屋の中でも綺麗と噂の「燕山荘」です。

お風呂はありませんが、一泊二食付きのプランもありますよ〜!!

売店も充実。
わたしは手ぬぐいとピンバッチを購入しました。

散策してたらもう腹ペコ。
予想以上に暑くて、夕飯用にもってきたみそ鍋の具材が腐りそうなので今から食べることに。


青空キッチン〜!!


食べ終えたら写真撮影会!

燕岳のおじさんにも会えました♡
旦那くんの帽子がよく似合う!


燕岳頂上へ行く体力はないため、明日にしよう!
はぁ、、。ずーっと見ていたい景色だ!


途中のイルカ岩までは行きました!
イルカが飛び跳ねてるみたい。
みんながよくやってるやつ!チュ!!



午後には雲が多くなってきて、太陽が隠れると寒いなぁ。。
テントに戻って、お茶を飲みながらウインナータイム。

していると、
旦那くん「あれ、雷鳥じゃね?」

サイトを横切って行く雷鳥親子。。かわいい。

なかなか見れるのは珍しいらしくどんどん人が寄ってきて写真を撮ってる。
とてもデリケートな鳥らしく大声で騒ぎ立てるとすぐどこかへ行ってしまうようです。


この頃には周りではみんな夕飯の準備や早い人だと食べ始めてる。
テント場に明かりはないため、日があるうちに夕飯を済ませて寝るのが一般的なテント泊の過ごし方らしい。
先輩たちの行動を参考に私たちも昼に食べる予定だったカレーメシを食べ寝る準備をしました。

顔洗えない、歯磨きできない環境のため、顔は水タイプのクレンジングで拭きとり、スキンケアを済ませ、歯は歯磨きシートで磨きました。
身体は汗拭きシートで拭きとり、着替えるだけてもすっきりします。
山での生活って本当余計なもの持っていけないのでこんなもんです。

外に出てみると無数の星。
ヘブンスそのはら越えの綺麗さ。燕山荘の光がちょっと邪魔だけど、日常の生活ではみることができない星空です。
これぞ、頑張って登った人しか味わえない特権です。


20:30頃には既にシュラフの中でした。笑

周りの流れ星に感動する声を聞きながらおやすみない。




のはずが、胃が苦しくて気持ち悪い。
1時間くらい右向いたり、左向いたり、上向いたり。

でも気持ち悪い。


一回起き上がろうか。




やばい、、吐きそう。。。





ビニール袋を構えた瞬間、

ピーーーーーーーーー。(副音声でお届けします)




胃腸風邪以来の気持ち悪さから解放された瞬間でした。

下山後調べたら山酔いといって高山病の症状一つだそうです。
高山では胃腸が正常に働かず消化が遅いため、頂上に着いてからいろんなものを食べ過ぎた結果消化不良で気持ち悪くなったのだと。



すっきりしたらよく眠れました。


つづく