【登山】 赤岳 :標高2899m(八ヶ岳最高峰)に登ってきた! ~初日行者小屋テント泊 2018.9.22-23
だんだんと秋めいてきた今、八ヶ岳の主峰、赤岳(2899m)に登ってきました。
八ヶ岳にある『赤岳』そもそも、山をやらない方にとったらどこそれ?って感じですよね。
赤岳とは、八ヶ岳連峰の最高峰2899mの山で、日本百名山の一つです。
美しくも荒々しさがある山は登山家の憧れでもあり、八ヶ岳の中でも一番人気の山となっています。
また、水が豊富で苔で覆われた森林はまるで、もののけの世界のよう。ですが、森林限界を突破してしまえば、岩や崖が多く荒々しい姿となります。
標高を上げていくにつれて見えてくるどこまでも広がるような雲海、絨毯のように広がる森林。どこをとっても美しく、とても魅力的な山だと私は思います。
山小屋もとても充実していて、人気スポットです。
ではさっそくご紹介していこうと思います。
八ヶ岳とは山梨県と長野県の境目にある山塊で、大火山群です。
『八ヶ岳』は山の名前っぽく聞こえますが、八ヶ岳連峰といって、山梨県・長野県に跨る山々の総称であり、その最高峰が標高2899mの『赤岳』になります。
夏沢峠を境目に北八ヶ岳と南八ヶ岳に分かれていて、赤岳は南八ヶ岳に含まれます。
八ヶ岳はこのように山々が繋がっているため、縦走と言って尾根を伝って山の頂上から頂上へ移動することができ、たくさんのコースがあるため初級者から上級者まで幅広く楽しめる山となっています。
赤岳の玄関口、美濃戸口までのアクセス
バスでは美濃戸口バス停(八ヶ岳山荘隣)までとなりますが、車で行く場合、登山口に一番近い駐車場、やまのこ村駐車場まで行くことができます。
中央道 南諏訪ICで降りてから八ヶ岳山荘を左に入っていき、30分ほどで到着です。
八ヶ岳山荘から左に入っていく道が林道になっていて、でこぼこがとても多いのでSUV以外の車は、下を擦る覚悟でいった方がいいと思います。道幅も狭く、途中車避けがありますが違法駐車している人が多くすれ違えない可能性もあるため、車を傷つけたくない方は八ヶ岳山荘隣にある美濃戸口駐車場に停めることをおすすめします。
しかし、美濃戸口駐車場から美濃戸登山口までは歩くと1時間あるので、体力に不安がある私は迷わずやまのこ村駐車場まで車で行くことにしました。
住所 | 長野県茅ヶ崎市柳島海岸2-27 |
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電話番号 | 0467-87-0549 |
駐車台数 | 70台 |
料金 | 一日1000円 |
受付時間 | 朝5時 |
URL | http://www.yatsu-akadake.com/noko-k-w.html |
その他 | トイレあり、24時間乗り入れ可能 |
3連休初日でしたが9月の下旬だったこともあり、朝5時頃すぎ頃に駐車場につきましたが、1/3ほどは空いてました。
夏だと夜中のうちに着いていた方が良さそう。
駐車場に山小屋のお姉さんが立っていて、車までお金を受け取りに来てくれます。
駐車場利用の説明を聞き、駐車カードを受け取り受付完了。
美濃戸口~赤岳鉱泉(コースタイム2時間半) 、赤岳鉱泉~行者小屋(コースタイム40分)
今回のルート
1日目(黄色)・・・美濃戸口 → 北沢 → 赤岳鉱泉 → 行者小屋
2日目(緑色)・・・行者小屋 → 地蔵尾根 → 赤岳鉱泉 → 赤岳山頂 → 文三郎尾根 → 行者小屋 → 南沢 → 美濃戸口
やまのこ村隣にある赤岳山荘で登山届を記入します。
ここが美濃戸登山口入り口になります。
7:50登山開始です。
トリカブトが咲いていました。こんなにかわいいのに毒があるなんて思えない~。
15分ほど歩くと美濃戸山荘。トイレはここから赤岳鉱泉までありません。なるべくここで済ませておきましょう!
8:05有名な看板!だけど、記念撮影している人私達だけ!八ヶ岳初心者は私だけですか~!?
ここで北沢と南沢の分岐です。
北沢を進むと赤岳鉱泉、南沢を進むと行者小屋に行けます。
私達は赤岳鉱泉→行者小屋の、二つの山小屋に行くため、赤岳鉱泉を目指し、北沢を進みます。
最初はずーっと緩やかな傾斜を進みます。
道の名の通り、沢が流れていて、沢の上を行ったり来たり。
苔が多く水が豊富な八ヶ岳ならではの姿です。
水が流れる音って癒されるよね~
昨年登った北アルプスと全く違った風景を見せてくれる八ヶ岳。
苔とかきのこにいちいち感動してかわいいーーーー。って言ってしまう。
北アルプスはイケメンだけど八ヶ岳はかわいい女の子みたいな山。
雨が降っているけど、それも八ヶ岳っぽくていい!なんて思わせてしまうからすごい。
ここまで歩いて気付いた。全然人とすれ違わないし、登山者めちゃ少ない。出会ったグループは5つ以下くらい。八ヶ岳ってこうゆうもの!?
ほとんど急登もなく、ゆるやかな森林を進むこと2時間半楽しいゆるハイクくらいな感じで赤岳鉱泉まで行けます。
赤岳鉱泉に着く直前に雨が急に強くなってきたので急いで雨宿りに。
10:30赤岳鉱泉に到着です。
どうしても行ってみたかった山小屋。
(山小屋についてはまた後日紹介しますね!)
なぜ今回ここに寄ったかというと、ヘルメットをレンタルするため
赤岳の頂上直下は岩壁になっているため、必ずではありませんがヘルメットの着用が推奨されています。
ここ赤岳鉱泉で一日500円で最新のヘルメットのレンタルができるとのことでよることにしました。
返却するにはここに寄らなくちゃいけないの!?
いやいや、心配ありませんよ!
レンタルは赤岳鉱泉でしかできませんが、返却は赤岳鉱泉の他に、行者小屋でもできます。
いろんな方のブログを読んでいると、浮石が多いとのことなので、落石や事故などの万が一に備えてヘルメットは被ったほうがいいかなとの判断。
山小屋のお兄さんに使い方を聞き、サイズに合ったものを選びます。頭が小さい私と頭が大きい旦那くんですが(笑)サイズちゃんとありましたよ!
しかも250gしかない軽くてカッコいいヘルメットを借りることができました。
トイレを済ませ、雨が小降りになってきたころに、行者小屋へ向かいます。
行者小屋までの道のりは登りです。
文三郎ルートにしかないと思っていた赤岳名物マムート階段が登場しました!
こうゆう小細工に心が躍ります。
1組しかすれ違うことなく
12:00行者小屋に到着しました。
雨は小雨になってきたけど、ガスガス。泣
午後から晴れるという予報を信じるしかない!
行者小屋で受付を済ませ、テント1張の料金1000円を払い、札を受け取ります。
今日は雨だからかテント場はまだまだ空いている。
平面があり、隣と密接しないところにテント場確保できました!
水場があり、無料で利用できます。重たい水を担いでこなくて良いのでありがたい!
天然水でキンキンに冷えた飲み物が誘惑してきます。
昼食にと持ってきたマルタイの棒ラーメンをいただきます。←ほんとこれ好き
少し肌寒い中食べるラーメンはおいしい~。
文三郎登山口の目の前で食べていたため、道行く人から「うまそーー」いただきました。
今から登る人の前で誘惑してます。笑
13:00 お!なんか晴れてきたぞ!
こんなに近くに山があったのかと初めて知りました。ですが、まだまだ赤岳は見えず。
16:00 山小屋のベンチで食事をとっている人がたくさん。山小屋で注文している人も多いけど、自炊している人がほとんど。
あちこちでいい匂いがします。
寒くなってきたので持ってきた甘酒を飲みます。おいしいです。
すると、時々「おーーー!!」と歓声が。
赤岳見えたーーーーー!!!
雲が途切れるとみんな一斉にカメラを構えるのが面白かった!
行者小屋は横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳に囲まれてるんだ!!
始めてみる八ヶ岳連峰はスイスのアイガー、メンヒ、ユングフラウみたいでした。
そのころにはテント場は満員御礼。みなさん「こんなに混雑してるのみたことない」と口をそろえていっていました。
晴れてから出発した人が多かったのかな。隙間にテントが次々張られていき、溢れたひとは通路にも張ってました。
16:30 そろそろ夕飯を食べましょうか。
え?早いって?いいえ、山では普通ですよ~。みんな暗くなる前に夕飯を済ませます。
今日のメニューは「うどんナポリタン」簡単かつうまい山メニュー。はじめて作るけど。笑
はい、じゃーーーん!!
簡単だし、めちゃうまいぞ!
余ったベーコンを少し焼いたらビールのつまみに最高!
食べ終わるころには日が沈んでだんだんと暗くなってきました。
ささっと片づけて、トイレを済ませて真っ暗になった18:30、寝袋に入った私たち。
私「ねぇ、眠くない?」
旦那「眠い、寝るか!」
私「うん!寝ちゃおう!」
19:00就寝
なぜかこの時間に登ってくる人や、下ってくる人や登っていく人がいる。
16:00までに山小屋に着くのは基本なんだけどな、おかしいなーー。
つづく