【登山】涸沢カール 長野県 ②
4:30 起床 山の朝は早いです。
少し斜めになっている岩の上にテントを建てているため、マットごと滑る滑る。
夜中何度も起き、位置を直し寝る。という作業を繰り返しました。笑
寒さはというと寝袋に入ったまま足を空のザックの中に入れて寝るためそんなに足先の冷えは気にならなかったかなといった感じです。
眠い目を擦りながら起きた理由は、他でもない「モルゲンロート」を見るためです!
行きにFさんが「モルゲンロートは絶対見ましょう!」と熱を持って教えてくれました。
モルゲンロートとは、朝日を受けた山肌が赤く輝いて染まっている状態をいいます。
朝の数分しか見られないこの現象。天気の良い今日なら絶対見られるはず!と。
いやぁ。でもさ、寒いよ。。。
カメラを構える二人をよそに、私は寝袋からその時を待ちます。
5:40 来たーーーー!!
これがモルゲンロートってやつです。
なんて幻想的なんだ。。。ずっと見ていられる。。。
しかし、すぐにその時は終わりです。こんな感じに通常の日を浴びた色に戻ります。
いやー。感動。の一言。この一瞬のためにみんな朝早くから三脚をセットして待つのです。
7:00 テント場にもようやく朝日が射し込みます。
日が当たっている涸沢小屋まで歩いてみました。テント場からだと階段を結構登るので、疲労が溜まった足には堪えました。
涸沢小屋Tシャツやバッジなど限定品が売ってましたよ~!!
お日様って本当に暖かい。一気に気温が上がっていきます。
朝食は昨日の夕飯の残り、マルタイの棒ラーメンです。
燕岳に登った時、隣のサイトの人が食べてて羨ましかったやつ。
これ、本当においしい!!
他のシリーズも食べてみたいくらい。
山の朝晩はとっても冷えるので暖かいスープがうれしいです。旦那くんと取り合うように飲み干してしまいました。
普段の生活では塩分多いしなーと思いスープまで飲まないけど、山では汗で塩分が抜けちゃうため、とっても貴重なミネラルとなります。
もっと食べたいけど体が重くなるし眠くなるので腹6分目で留めましょう。
7:40 だんだんと涸沢カール全体にも日が当たってきました。
昨日見られなかったやつ!!!ようやく見ることができました。
ここが朝行った涸沢小屋です。ヒュッテよりも高い位置にあります。
ガイドブックで見たままの光景。いや、それ以上。
写真の世界に入り込んでしまったかのような、360°美しい景色。
片づけなくちゃいけないんだけど
ついつい見とれてしまう。。。
名残惜しすぎて、まだ帰りたくないなぁ・・・
「最高」って簡単な言葉しか言えないけど、本当になにもかもが最高だったんだもん!この3人で来られたことも最高!
左から、涸沢岳、涸沢槍、北穂高南峰。
涸沢カールをベースキャンプとして、この穂高連峰に登る人もたくさんいました。
天気いいし、気持ちいいだろうなぁ!
テント受付の札が沢山。1300張いたんだもんね。。。
涸沢ヒュッテからは、また違って美しい。
9:00 そろそろ帰りますか。
バスターミナルまでは6時間。
暗くなる前には車に戻らなきゃ。
30分ほど下るともう涸沢カールは見えません。次はいつ来れるかなぁ。。。
途中、また猿の群れに会いました。
ちょっと怖いくらいの大群でした!
歩いて歩いて、
河童橋に着いたころには16:00でした。
この2日間はここもきれいだっただろうなぁ。涸沢まで登る日は河童橋周辺を観光する時間は皆無なので
また別の時にゆっくり来たいなぁ。
帰りの駐車場まではタクシーを使った方が断然早いです。
相乗りすれば料金も安くておすすめ!
初めての涸沢カール、どの情報を見ても人が多い!トイレ並ぶ!テント場ない!ばかりでビビッてました。
確かにトイレは30~40分並びます。涸沢ヒュッテは一つの布団に互い違いに3人眠るそうです。
テント場も着くのが遅いほど過酷な場所しか取れません。
ですが、行く価値大有りです!!
いつか、母を連れて行ってあげたいなぁと思いました。