仲良し夫婦のゆるゆるアウトドアライフ♡

キャンプ場のこと、ごはんのこと、過ごし方などなど私たちのcamp lifeについて紹介していけたらと思います!

【登山】 燕岳 長野県 ②

8.28(mon)

朝4時頃。

ガサガサ、トコトコトコ。

テント周りの物音で目覚める。
縦走(下山せずそのまま次の山頂へ向かうこと)をする人たちは既に朝食の真っ最中
9時頃寝たのもあって不思議と眠くはありません。




その日に下山する人たちもこの時間くらいには起きてテントから出ています。
みなさんご来光を待っているんですね。

私たちも見やすい位置に移動し今か今かと待ってはいますが、非常に寒い。
雲が多くご来光見えないかもって感じだったので私は早々にテントに引き返す。ww

他にも諦めて山小屋やテントに戻る人が多かったですが、

しぶとく待っていた旦那くんが雲間からのご来光を撮影してくれました。


感動的にきれいだ。。
私も寒さを我慢して待てばよかった。。。

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2000m超えの世界での朝はとても澄んでいて神秘的
日常では味わえない朝。とても贅沢な時間です。



昨晩の事件から食べることに恐怖を抱いた私は持ってきたアルファ米を柔らかく炊いてちょっとだけ食しました。
ただでさえ痩せてるのにもっと痩せちゃいそうww


ささっと朝食を済ませたあとは昨日疲れすぎて行くことができなかった山頂に向かいます。
テント場にザックを置いて軽装で。

テント場から花崗岩に囲まれた登山道を歩いて30分で山頂まで行けちゃいます。

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左に目を向けると枯れかけたコマクサが。
8月中頃はきれいに咲いていたそうですが今は時期が少し過ぎてしまったようです。


強風の中、階段と岩をよいしょよいしょと登っていくと
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いよいよ山頂。無事燕岳登頂です~!!


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尾根でつながる沢山の山。これが北アルプスかぁ。。。すごい迫力でした。
奥には槍ヶ岳が小槍までくっきり見えます。

いつか尾根を伝って大天井岳常念岳まで縦走してみたいなぁ。。
高山病にかかりながらの登山で相当辛かったのにまた山に登りたくなるのは、地上では味わうことができない特別なことがたくさんあるから。
山登りの醍醐味って頂上まで到達することだけではないですよ!




頂上のスペースは狭く次から次へと人が登ってくるため写真だけ撮ってさくっと退散。


山頂から下り始めるとすぐに奇岩の一つ、メガネ岩が見えてきます。
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この岩もイルカ岩同様、自然の力でできた岩です。
なんで間に穴が開いてしまったんだろう・・・不思議だ。。。
行きでは見つけにくいため下るときに探すとすぐに見つかりますよ!



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ちょうど雲がかかってしまい、槍ヶ岳は見えず。




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さて、下山にも4、5時間を要すため8:15下山開始です。




合戦小屋で念願のスイカ!2人で食べる用に2つに切ってもらってますが、通常は1/8カットの半月状の巨大スイカ!

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下山は4時間。最大限のハイペースで下っての時間なので、登りで4時間は到底無理そうだ。。。



初めての北アルプスに加え、初めてのテント泊。
テントは旦那くんが担いでくれていたので自分のザックには着替えと食料くらいしか入っていませんでしたがそれでも5、6kgはあるザックを背負っての6時間の山行は私にとってはとてもハードなものでした。

ですが、そんなことを忘れてしまうくらいの景色が山頂には待っていて、夕日もきれいで、星空だってきれいで、朝日も幻想的で、テント場からの景色は360°どこを見渡しても絶景で、すっかりアルプスの虜になってしまいました。
生きてるうちにあとどれくらいの山に登ることができるのか。
考えてただけでわくわくします。
今回の登山は山の楽しさを存分に味わうことができたなぁと思います。体力的にも装備的にも技術的にも夏山しか登ることができないため一つ一つの登山を大切にしていきたいです。






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駐車場から車で帰っているとお猿さんがたくさん。
そうか、たくさんの登山者で気づかなかったけどここは彼らのフィールドだ。
登山を楽しむことも大切だけど、自然を荒らさないよう努めるのも登山者にとって、とても大切なことです。